No24 ユースホステルのそのとき
<民宿風のYH>
<コテージ風のYH>
<日本YH協会直営のYH>
<ペンション風のYH>

ユースホステルは、だれもが安全に楽しく経済的に旅ができるための世界最大の宿泊施設ネットワークである。 日本では、約320、世界では4000以上の施設があるといわれる。 歩く旅で体験したのは上記写真の4軒だけである。 この体験だけで、ユースホステル(YH)の現状を語るのはおこがましい。 それで、日本ユースホステル協会のホームページの情報や私の過去の体験も交えてお話しする。

日本のYHには、日本ユースホステル協会直営のYH、公営YH、契約YHの3タイプがある。 契約YHは、個人で施設を建設し、日本ユースホステル協会と契約をし営業するYHである。 標準的な宿泊料金は、どのタイプも1泊2食付きで4,500円である。

わたしは、ユースホステルと聞くと懐かしく思い出すことがある。 高校を卒業してすぐのころ、友人3人と伊豆に2泊3日の旅をした。 宿は2泊ともYHで、たしかシーツは持参することになっていた。 宿泊客はほとんどが若い男女で混みあっていた。 ペアレントと称する宿のマネージャーが、食後にミーティングといって宿泊客全員が一堂に集まって楽しく交流する場を提供してくれた。 男子校出の4人は、同世代の女性も多いこの場に胸をときめかせたのは言うまでもない。 そこで、京都のチャーミングな女子大生2人と親しくなった。 翌日、彼女たちと6人で、にぎやかに天城峠を歩いた記憶がいまもチョピリ胸を締め付ける。

あれから?十年振りのYHは、随分と変わっていた。 宿泊客は、わたしのように昔青少年だった人がけっこう多い。 むろん、ミーティングなどもない。昔は多分禁止だった飲酒もビールは許されている。 観光シーズンが過ぎたYHでは、宿泊客は1人または2人と少なく経営的にどうなのかと気になった。 特に最近の風潮は、宿では見知らぬ人とも原則同室で水廻り施設はすべて共用のYHよりも、個室でトイレ、風呂、TV等も備わる宿の方を好む。 安全で経済的な宿といっても、最新のビジネスホテルのように余り差のない宿も多くなってきた。 また、もっと経済的に宿泊したい人向けには、カプセルホテル、サウナ、漫画・ビデオ喫茶店等の代替施設が次々と誕生している。
上記写真の「ペンション風のYH」は、アットホームな雰囲気のYHであったが、 現時点(平成21年3月)では日本ユースホステル協会のホームページに記載されていない。

そんな風潮に対応して、最近はユースゲストハウス(YGH)という新たなタイプのYHが誕生している。 これは、家族やグループが、洗面所、荷物置き場やゆったりしたベッドを備えた一室を利用したり、特別料理も注文できるYHである。 それでも、宿泊料金は一泊2食で5000円〜6500円と経済価格になっている。


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