明治の開国以来すでに140年。戦後も60年過ぎた日本人の生活の隅々に洋式のスタイルが浸透している。
一般の家庭でも、洋間はもちろん、寝具はベッドというのもかなり普及している。
それでも、畳の上の生活は切り離せないというのも根強くある。
洋式が基本のホテルでも、和室の部屋も用意されているところが多い。
歩く旅では、旅館なのにベット付きの洋室に通されて驚くこともあった。
長く旅を続けていると、和室の方が気分が安らぎ疲れも取れるようだった。
それで予約の時に「和室ですか洋室ですか?」と聞かれれば迷わず和室に決めていた。
最終的には、和室73%、洋室27%の割合になった。
観光や保養向けの宿は、どんな種類の宿泊施設も和室が多い。 これは和室の方が、気分が安らぐことやターゲットとする家族等のグループ客には団欒の雰囲気が喜ばれるからだと思う。
左記の写真は、旅館の伝統的な和室。畳敷き、障子、床の間には掛け軸・花活け・天袋・地袋・違い棚等、寝具はもちろん布団である。 これに豆ストーブが備わって、落ち着いた心まであったかーくなる雰囲気である。
写真は、一般的なシテイホテルの部屋である。ベッド、ソファーにテーブル・イス。 それに書き物ができるデスク、スタンド。テレビは有料放送も見られるカード読み取り機付きのものが多い。 ここのようにパジャマではなく、浴衣のホテルも結構ある。