どんな宿に泊まったか

前章でみたように、日本にはさまざまな形態の宿がある。 日本一周徒歩の旅では、この分類でいうと旅館、割烹旅館、シテイホテル、 ビジネスホテル、リゾートホテル、観光ホテル、公共の宿、国民宿舎、か んぽの宿、国民休暇村(ウエルサンピア含む)、民宿、ペンション、ユースホステル、さらにヨッ トハーバーや温泉施設に付随する宿泊施設にも泊まった。

 これら以外の泊らなかった宿泊施設の種類も多い。しかしそれらは、日 本の宿全体に占める割合は小さく、一般の旅の宿としてはなじまないもの ばかりである。
  また、八万軒以上もある日本の宿泊施設を、たった400軒 程度のサンプルで語ることの危惧もある。これも後述するように日本全国をかなり無作為 に選んだサンプルとみなしうると思うので、まずまずの数としてお許し願いたい。

 では、泊まった宿の分類と割合はと云うと下の表及びグラフになる。 ただし、地方ではひとつの宿が旅館と民宿、旅館とホテルの両方を名乗っ たりしているものもあり、この場合は実際に泊まった実感でどちらかに 決めた。また、旅館と割烹旅館は実態では区分できない場合も多いので旅館 に統一し、同様にシテイホテル、ビジネスホテル、リゾートホテル、観光 ホテルもホテルにまとめた。