日本一周徒歩の旅での体験をもとに「日本の宿」の実情を述べる前に、
「日本の宿」の全体像を眺めてみる。
まず法律(旅館業法)の定義からは、以下ののように分類される。
洋式の構造及び設備を主とする施設を設け、宿泊料を受けて人を宿泊させる営業で、簡易宿所営業及び下宿営業以外のものをいう。
和式の構造及び設備を主とする施設を設け、宿泊料を受けて人を宿泊させる営業で、簡易宿所営業及び下宿営業以外のものをいう。
宿泊する場所を多人数で共用する構造及び設備を主とする施設を設け、宿泊料を受けて人を宿泊させる営業で、下宿営業以外のものをいう。
施設を設け、一月以上の期間を単位とする宿泊料を受けて人を宿泊させる営業をいう。