2005/05/21 駅前旅館

(東北町乙供~野辺地町野辺地 15.5km)

昨日の宿は、二階の部屋から駅全体が見下ろせる典型的な駅前旅館でした。
昭和の鉄道全盛時代に造られたと思われます。建物の造り、ガラス障子を中心にした部屋の作り、当時羨望の的だった大型のオーディオセットそして家庭料理等々「昭和」がいっぱい詰まった宿でした。
でも、旅人はこんな懐古に浸っておれますが、経営は楽ではないと思われます。鉄道から自動車の時代になり旅人の行動がすっかり変わってしまったのです。今日の野辺地でも最初予定した旅館に電話したら、女将さんが出て廃業したところだと言う。そして、せっかく電話して頂いたのに申し訳ありませんと無念さも込めて何度も何度も謝ってくれました。