若狭路最後の高浜町では、海が日本海としては珍しくエメラルド色に輝いていました。そのせいか道の駅やレストラン、パチンコ店等の建物は南欧風のデザインで名前もイタリア名が多く目につきました。この地に限らず民家も含めて洋風デザインの建築物が増えています。それでも固くなに、土地の伝統にこだわったデザインの建物もあります。こうして歩いて見ると、洋風デザインの建物は、日が経つに従って色あせて行くのに対し、土地の風土に根ざしたものは味わいが深まって行く様に感じられます。その土地の歴史や伝統はかけがいのないもので、もっと大切にしなければと思い知らされる旅です。