伊予に入って、宿の女将さんに「オシコクさんをなさっておられるんですか」と言われ、意味が分からす何度も聞き返した事がありました。どうやら「お四国さん」と書いて、お遍路さんの意味らしいと分かった。そしてお四国さんは、お遍路さんよりも、もっと親しみや敬う気持ちが込められているように感じた。今日は何か清々しさを感じさせられるお四国さんに出会った。60代中頃と思われる佐賀県の男性で、先祖供養と家内安全を願っての旅だという。何か大きな悲しみがあって、それがこのお四国さんの旅を成就することにより昇華出来るのだという、そんな手応えを感じつつあるといった笑顔でした。その笑顔を写真にと願ったら、快く応じてもらえた。