私は高松から四国を反時計方向に廻っていますが、普通のお遍路さんの順路とは逆になります。それで多くのお遍路さんとすれちがいます。中高年者それも夫婦連れが結構多いです。意外にも、若者のお遍路も多いのです。先日は、20代の美しい娘遍路さんに出会ったのには驚きでした。お父さんの病気治癒祈願とかで、今時の娘もなかなかやるものだと感じ入りました。また、お遍路は一回だけとは限らす、何回もされる人も多いそうです。ある宿の女将さんの話では、そうしたお遍路を続けている最高齢者は、92歳で男女一人ずつ居られるそうです。もちろん、乗り物を乗り継いでのお遍路ですが凄いですね。また、亡くなった奥さんの遺言で、50回遍路を目指している人も居られるそうです。神奈川県の方で、ついに愛媛県に家を借りて続けられているそうです。この遺言は、夫への愛なのか怨みなのかと、また旅人はしょうもなく考えるのでした。