昨夜の宿では、女将さんが私の徒歩旅行にえらく感動してくれて、宿代を千円サービスしてくれたうえに、日曜日で素泊まりと云うことだったけど朝食を用意してくれました。さらに朝出発の時に、「旅の合間に食べて」と長崎銘菓さざれ菊を一袋渡してくれました。穏やかな唐津の海沿いを歩くロングな旅でしたが、休憩毎にその一粒一粒を味わって元気を出したのです。今日の宿がある虹の松原は、唐津市の手前の二丈町から海越えに眺めると、まさに天空に虹が架かったように見える美しい曲線の海岸でした。そしてまた鬱蒼とした松林がどこまでも続き、宿に辿り着けるか不安になるほどでした。