今日は久しぶりに30kmを超す行程なので、朝から気合いを入れて出発しました。しかし、その気合いは、気温の上昇と共に蒸発して、第69番札所観音寺の石段を上がったところで切れてしまいました。境内の木陰のベンチに転がりこむと、ヒンヤリした空気が流れまさに極楽です。何時まで経っても腰を上げる気になりません。次々やって来るお遍路さんの笠や遍路服には、必ず「同行二人」の四文字が書かれています。それは「あなたの旅は、決して一人ではありませんよ。いつもお大師様がご一緒で二人なんですよ」と言う意味だそうです。では自分はと考えると、毎日、家族や友人それに写真仲間が応援してくれてます。そうすると、「同行多数と言うことかな。それじゃー、団体ツアーか」と又もしようもない考えを巡らして、漸く腰をあげたのでした。