2005/07/25 音威子府

(連泊)

明日宿泊を予定する中頓別町敏音知(ピンネシリ)の宿が、今日は休館日のため、ここ音威子府村の旅館に連泊となりました。音威子府(オトイネップ)は、アイヌ語の〈川尻・泥んこである・もの〉が語源だそうです。旭川から北海道のど真ん中を北上する国道と鉄道が、オホーツク海と日本海側に分かれる交通の分岐点に位置します。しかし、オホーツク側に抜ける鉄道の天北線が、平成元年に廃線となり、それとともに、市街地も元気を失いつつあるように見えます。この地の気象は、夏は30度以上、冬はマイナス30度以上にもなります。夏のほんの一瞬を通りすぎる旅人には、その厳しさは想像もできません。でも、この地の人達には、アイヌの人達からのグッと耐えしのぶ伝統が受け継がれている様に思えます。