今日の宿は、石狩当別駅近くの旅館です。駅前から電話で場所を尋ねると、宿の子供が迎えに来てくれた。風呂に入って食堂に降りて行くと、コワモテ風のオジサンが一人いた。「こんばわ」と声をかけても返事なし。そして、黙々と焼酎を麦茶で割って飲んでいる。私もビールを頼んで高校野球を見ながら黙って飲む。女将さんが、場を察してオジサンに高校野球の話しをする。途端にオジサンは、溢れる様な笑顔で「オレ、鹿児島出身だけど、鹿児島彰学はなかなか強いんだよな」という。私もホッとして相づちを打つ。そして、また二人黙ってテレビをみながら静かに飲む。外からは、当別神社の祭りばやしが聞こえていました。