2005/08/02 旅人伝説

(稚内市潮見~豊富町兜沼公園前 26km)

宿でご主人や女将さんが、ユニークな旅人の話しを聞かせてくれる事がある。それは、旅を愛する人の様々な像が浮かんで興味深い。常呂町で私を追い越し先行した田崎さんが泊まった同じ宿に、私も泊まった事がある。そして、田崎さんが奥さんにこの北海道一周徒歩の旅を説得するのに一年かかった等の話しを聞く。すると、知らない田崎さんのイメージがドンドン膨らんでくる。また、田崎さんも私の事を宿の人に話す様で、その宿に着いて宿の人に「銚子から歩いて来た」と話すと、「ああ、あなたですか」の返事が返ってくる。宿の人から旅人に、旅人から宿の人に語り継がれる話しは、やがて旅人伝説となるのです。これからは、石川文洋さんの行程とほぼ同じ道を辿るので、石川さんのどんな伝説が聞けるか楽しみです。しかし、私もまた、その伝説の仲間に組み入れられるのでしょうか。