2006/10/27 大塚国際美術館

(徳島市西新町~鳴門市撫養町 15km)

渦潮が橋の上から見られる大鳴門橋のたもとに、大塚国際美術館というのがあります。古代から現代までの西洋の代表的名画を忠実に原寸大の陶板に再現した美術館です。出来たときから評判で、一度行ってみたいと思っていました。しかし、すっかり忘れていて、今日鳴門市に入って思い出したのです。宿に荷物を預けて、バスで美術館前に着いたのが15時でした。閉館まで2時間ですが、多少急げば観て回れるだろうと思ったのです。これが、大誤算でした。展示名画は、1074点です。しかも、名画だけではなく、原画の展示環境も忠実に再現されているのです。例えば、ミケランジェロの「天地創造」、「最後の審判」はバチカンのシスティーナ礼拝堂の内部と同じ規模と配置で再現されています。ポンペイの秘儀の間、パドウブァのスクロウ゛ェーニ礼拝堂壁画、エル・グレコ祭壇衡立復元等々で時間がアッと言う間にたって、後半は速足で回ったのですが、印象派の画家やミレー、ムンク等の近代画家まででした。ピカソ、ミロ、ダリ等の現代画家は時間切れで見られませんでした。入館料3150円でしたが、十分に満足でした。陶板ですので、ソッと指でさわるのは許されるそうです。モナ・リザのあの唇に、そっと触れてみました。