2006/12/03 関西弁

(津市栄~四日市市諏訪栄 31km)

子供の時、名古屋の実家の近くに住んでいた叔母が四日市市に引っ越した。そして、数ヶ月後に会ったら、もうすっかり関西弁になっていたのには驚きました。三重県は、関西文化圏なのです。その関西弁で、懐かしい情景が想い浮かびます。のら着のモンペ姿の婦人がリヤカーに荷物を積んで、「いせこうこ、いらんかなぁ~」と声をあげながらやって来る姿です。子供心にも、品のある声できれいなヒトに思えたのです。「こうこ」とはタクアンの事で、いせこうこは秋田のオガグリコ(だったかな?)に似た味で、私は大好きでした。今思うと、それは戦争未亡人が生活のため必死に働く姿だった気がします。